基本のタンメンの作り方

ラーメン、焼きそば

野菜とラーメンを一緒に食べれる「中華風日本料理の位置づけ」。寒い日や体調の悪い時、野菜をガッツリ食べたいときなどにぴったりです。冷蔵庫のあまった野菜の大量消費にもいいですね!

昔ながらのタンメンのレシピ■

食材(1人前)

中華麺:細麺でも太麺でも

豚肉うすぎり:2~3枚

キャベツ:50g

もやし:50g

ニンジン:1/8個

ピーマン:1/2個

きくらげ:3枚くらい(あれば)

にんにく、生姜のみじん切り:少々(お好みで)

*余ってる野菜なら何でもOK、たくさんの彩りがあると仕上がりの見た目がよくなります。

調味料

野菜炒め用

中華スープの素:小さじ1

塩、胡椒:少々

砂糖:小さじ1/2

料理酒:大さじ1

醤油:小さじ1/2(省略可)

タンメンのスープ

鶏がらや中華スープなど:350~400cc(野菜の量で調整)

顆粒スープの素(分量通り)でもいいし、くせの少ない鍋の残り汁でもOK!もちろん本格ストックがあればなおよい。

タンメンの仕上げ

ごま油、いりごま:少々(お好みで)

昔ながらのタンメンの作り方

タンメンの下準備

野菜炒め用の調味料は全て混ぜておきます。

スープを温めておきます。(記事下に詳細あり)

麺は茹でておきます。野菜炒めと同時進行できればいいですが、そうでなければメーカー表示時間より30秒くらい硬めに茹でておきます。

麺を茹でる

フライパンに大さじ1の油(分量外)をしき、よく馴染ませます。にんにくや生姜を入れるなら弱火で香りを出します。

野菜を炒める

ここから火加減は強めの中火。

最初に豚肉をさっと炒めて焼き色がついたら、硬いものから順番に野菜を炒めていきます。

野菜を炒める

野菜にだいたい火が通ったら、合わせた調味料を加えて塩と胡椒で味を調えます。*このあとスープで煮込むので完全に火を通さないほうがいいです。

スープを加える

温めておいた中華スープを加えます。

炒めた野菜にスープを加える

火加減を少し強くして、時間にして1~2分くらい煮込みます。 野菜炒めですでに火が入りすぎてる場合は、茹で時間を少なめにします。

1番硬そうな野菜を味見してみて、お好みの硬さになってれば火を止めます。

塩と胡椒で味を調えて、お好みでごま油やいりごまを加えます。

中華麺にかければ昔ながらのタンメンの完成です!

タンメンの完成

タンメンを簡単に作るコツ

タンメンの作り方には

  1. 野菜は油を使わず茹でるだけ
  2. 野菜炒めをラーメンに載せる
  3. 炒めた野菜をスープで煮込んで、中華麺にかける

という方法があります。このページのレシピは「3」の作り方ですが順に追っていきます。*味付けはすべてこのレシピ通りでOK

作り方1:野菜は油を使わず茹でるだけ

野菜スープの中に中華麺が入ったタンメンです。

中華風スープを煮立てて、硬い野菜から順に煮ていきます。すべての野菜に火が通ったら、茹でておいたラーメンに盛り付ければ完成です。簡単で失敗がない作り方です。

体に優しく、寒い日や疲れた時に食べたくなる味です。野菜は柔らかめに煮るとよいでしょう。

作り方2:野菜炒めをラーメンに載せる

スープの入ったラーメンに、野菜炒めを載せます。

豚肉、硬い野菜から順に炒めていって、すべてに火が通ったら「スープの入った中華麺」に載せれば完成。野菜炒めとラーメン、2種類の料理を同時に食べられる一品です。

野菜にシャキシャキ感が残るように炒めて、ごま油でコクを出すと良いでしょう。ガッツリ食べたいときにおすすめです。

作り方3:炒めた野菜をスープで煮込んで、中華麺にかける

このページの作り方です。

二番目の作り方と同じように、硬い野菜から順に炒めていきます。違うところは、スープで煮込むことを考えて、野菜の芯が残った状態で炒めるのをやめておきます。

これが美味しいタンメンを作る1つ目のコツ。少し芯が残った野菜炒めをスープで煮込み、野菜炒めにもスープにもお互いを馴染ませます。

そうすることで、

野菜炒めは優しくまろやかになり、スープは単調ではなくトロっと香ばしいスープに仕上がります。

炒めた野菜に温かいスープを加える

そしてもう一つのコツは、鍋にスープを入れるときになるべく温かいものを使うということ。

冷たいスープを加えると、せっかく炒めた野菜の温度が一気に下がってベチャッとした仕上がりなります。

食材は急激の温度の変化を嫌います。

一度温めた野菜や肉を急激に冷やしたり、また温めたりすると品質も見た目も悪くなります。一定を温度を保つのが望ましいのです。(そういう料理の手法もあるが割愛)

だからと言ってぐつぐつした熱湯じゃなくても大丈夫。冷たい水を使わないだけでもかなり違います。とくに寒い日には気を付けて。

顆粒スープの素を使う場合、 スープを別鍋で温めることが理想ですが、炒めた野菜にお湯と顆粒スープの素を加えてもそこまで味は変わりません。

気を付ける(腕の差が出る)のは、野菜のシャキッと感をある程度は残すということ。

「煮込む」といっても、せっかく炒めた野菜が「くたくた」になったら台無しなので、硬い野菜に火が通ったらそれ以上は煮込みません。

慣れるまでは味見をして野菜の硬さを確かめると良いでしょう。

この料理法は、蒸し焼きなどたくさんの料理にも共通点があるので、覚えておいて損がありません。

野菜を炒めるコツ

炒める意識よりも、なるべく手早くすべての野菜に油がコーティングされるように全体的に混ぜることです

例えば、キャベツやにんじんは、表面と裏面があります。その全ての面に油を付ける意識を持つことです。

そうすることで野菜が油でコーティングされて、水分が出るのを防ぎ、そしてシャキシャキ感のある野菜炒めになります。

今回の食材で言えば、まずはキャベツの硬いところやにんじん、ピーマンを入れて手早く油をなじませます。炒めるのではなく野菜に油を絡めます。

野菜に油が回るとツヤが出てくるので、

そのあとで、もやしやキャベツの葉っぱなど柔らかい部分を入れて、再び油をコーティングさせるイメージです。

*可能ならば、キャベツは均等の厚みの部位を使う方が簡単です。

野菜を炒める

話はそれますが、もしこのイメージを持つと、

大人数の野菜炒めを作ったときに、すべての野菜になかなか油がコーティング出来ないことを気づくでしょう。その通りで、1人前より、2人前、3人前となると難易度がどんどんあがります。(手早くしないと均一に火が入らないため)

野菜の量について

タンメンはいくら野菜がたっぷり取れるといっても麺とのバランスを考えるといいでしょう。

茹で上がった麺は1人前でだいたい250gくらいになるので、それを超えない野菜量を目安のバランスとして考えます。例えば一般のスーパーで売られてる「もやし」一袋はだいたい200~300gなので、250gと言えばかなりの量だとわかります。

入れる野菜量のおすすめは、麺の量の半分程度、125gあたりです。野菜をガッツリ食べたいときに増やすのは一向に構いませんが、このレシピでは125gあたりをおすすめします。

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