ニンニク唐辛子ラーメンの料理レシピ
元祖ニュータンタンメン本舗イソゲンとは、神奈川県の川崎市や横浜市を中心とした中華チェーン店。ここの「タンタンメン」は中華料理にある「担々麺」とは全くの別物で、にんにくスープの中にひき肉、唐辛子、溶き卵が入った辛口ラーメンが特徴。
材料(1人前)
中華麺 太麺ストレートorつけ麺用
豚ひき肉 50g~
にんにく 2かけ
卵 1個
粗びき唐辛子 大1
水 300cc
醤油 大1弱
酒 大1
鶏がらスープの素 大1弱
【お好み】
お酢
ごま油
水溶き片栗粉
塩コショウ
ニンニク唐辛子ラーメンの作り方
粗びき唐辛子は韓国のキムチ用唐辛子「コチュカル」というものがあるとベター。一味唐辛子と違ってそれほど辛くなく、いろいろな唐辛子料理に使える。
卵は溶いておく。
にんにくはみじん切りにするより包丁の腹で潰した方がより深い香りと味わいになる。
潰した後はザクザクっと繊維に沿うように乱切りしてやる。スライスにせず厚みを少し残すことで具材や麺と絡みやすく触感もよくなる。
麺を茹でておく。太麺ストレートかつけ麺用の中華麺が具材と絡みやすい。茹でた麺は器に入れておく。
鍋に水とにんにくを入れて火にかける。沸騰したらひき肉と酒を入れ、ひと煮立ちさせてアクを取る。
鶏がらスープの素、醤油、唐辛子を入れて中火でしばらく煮込む。にんにくがちょうどいい感じに茹で上がればスープの完成。時間にして5分程度。しっかり煮込むことによってにんにくと唐辛子が染み込んだ美味しいスープが出来上がる。
このときアクが気になれば取ってやる。
ネギなどの具材があるなら出来上がりから逆算して入れる。完成前にお好みでお酢やごま油を入れる。トロミが欲しい場合は小さじ1程度の水溶き片栗粉を入れてやる。
スープが完成したら1度沸騰させてから火を止める。溶き卵で卵スープを作る要領で卵を回しいれる。卵は菜箸などを使い、細く上から垂らすとふんわりと仕上がる。
麺の入った器にスープをかけたら完成。
ニンニク唐辛子ラーメンを簡単に作るコツ
スープは超短時間でも作れるが、にんにくをホクホクに仕上げるために、そしてにんにくと唐辛子をスープに馴染ませるために5分程度は煮込んだ方がよい。酒を大さじ1程度入れることでひき肉の臭みを消し、スープに複雑な味わいを加える。
韓国唐辛子は大さじ1で、本場の元祖ニュータンタンメン店の中辛程度。それほど辛くない。
ひき肉は最初に炒めてやってもいいが、茹でたほうが失敗せずに決まった味になる。
上品な出来上がりを目指すなら薄口醤油を使う、そして唐辛子を最後に入れると透き通ったスープになる。トッピングもスープとは別に茹でて完成の後に盛り付けると良い。
このレシピでは鶏がらスープの素を多めに使ってるので塩とコショウは基本的には必要ない。もちろん好みで入れるのはかまわない。
お酢を大さじ1/2程度入れると辛みがマイルドになりバランスが良い。お酢が苦手でないならぜひ入れるべき。ごま油を入れると香りが立ち中華風に変わるが、ニンニクの風味を損なうというデメリットもある。入れすぎには注意した方がいい。
水の量は300ccだと麺や具材とよく絡み「食べる濃厚にんにくスープ」という感じ。にんにくスープをたくさん楽しみたい場合は400ccにしてもよい。この場合は卵を2個にしたり片栗粉でトロミを付けることで濃厚さを損なわずに済む。
具材が少ないのに水の量が必要以上だと麺が絡みにくくスープが水っぽくなるのでそこには注意がいる。
トッピングはネギやニラ、コーンなどシャキシャキした触感のものが合う(出来上がりの写真のトッピングはネギ、ニラ、コーン)。このときネギやニラは2㎝程度と小さめに切ることでにんにくや溶き卵と一緒に口に含むことができる。
このラーメンのトッピングは箸で食べるよりレンゲ(スプーン)ですくってスープと一緒に味わうとよい。1度食べたら癖になるニンニク唐辛子ラーメン、元祖ニュータンタンメン風。